1泊旅行にwith父母(その3) [あちこち旅行記]
午前10時半。
降り立ったのは
岩手県一ノ関駅。宮城県の近く。
西口の改札で父母と感動の(???)合流。
レンタカーに乗り、目的地である中尊寺へ。
そうです。父は、平泉に来たかったのでした。
この旅での心配事は、父の体調。
脚が悪い、腰が痛い、食欲もなく重いものも持てない。
そんな父を気遣いつつ、のんびりペースの1泊旅行が始まりました。
(本来は、新青森駅で始まるはずだったんですけどね…)
中尊寺に着いたものの、駐車場はほぼ満車。
世界遺産で3連休だもの。この位は予想の範囲内ですが、
離れたところの臨時駐車場にレンタカーを停め、
杖をついた父がずっと歩かねばならないのは痛い。
「シャトルバスがあればいいのに。」
「直通の道路を造れば良いのに。」
と、文句を言いながらなんとか中尊寺の入り口に着きました。
昼ご飯。
混み合う前に昼食を摂ろうとレストランへ。
お蕎麦のセットを頼むときに、父は一言。
「大盛りは、あるんだが?」
(父は、もちろん津軽弁ネイティブスピーカーです)
私と、母はこの台詞を聞いておおっと心の中で驚いた。
父のテンションが高くなっている。
食欲が、戻ってきている。
しかも嬉しそうに言っている。
やっぱり、自分の来たかったところに来られて嬉しいのね。
ところで。
中尊寺というところは、金色堂とかにたどり着くまでに
ながーい坂をえんやこらと登っていかねばならない…
ということが分かって、さて、父をどうするか。
「車いす、借りようか?」
(借りられるのかどうかも分からなかったけど)
そしたらなんと、父は、登るという。
まじですか。
と思ったが、父がそれでいいというのだから登ることに。
途中、木の太さと根っこに感動しつつも登る登る。
これは、かなりしんどい。
途中の茶屋で弁慶餅を完食し、また登る。
弁慶さんが祀られている弁慶堂。
絵馬がなぜか、リラックマ型だった。なぜ。
中尊寺の本堂…だったかな。
そして、金色堂。
残念ながら、中は撮影禁止。
写真で見るより、もっともっと、人が多かったです。
奥州藤原三代の栄え方も半端ないなあと感心しました。
このあたりに、義経さんがいたんだなあ。
お兄さんの頼朝に追われ、三代目秀衡は義経さんをかくまってあげたものの
四代目泰衡さんは頼朝からの圧力に負け
義経を自害へ追い込み、首をさしだした。
だのに頼朝はそのあとに奥州藤原氏を滅ぼしちゃった。
頼朝って、好きになれないなあ…
さて、次には
厳美渓の景色を楽しみ
達谷窟へ行った。
岩にお寺がめり込んでいる…
岩に、仏様の顔が…
幣束をいただきました。
彼岸花もきれいでした。
泊まった旅館は厳美渓の近く。
ビールは、ノンアルコールです。
温泉は、お肌すべすべになる、いいお湯でした。
と、いうわけで、一日目は
私たち夫婦が2時間寝坊して目的地まで1時間半遅れた以外は
まったく何の問題もない旅行となりました。
何よりも、お父様がとても喜んで下さったようで良かったですね。
彼岸花の写真がとても美しくて見とれてしまいました。
by hirochiki (2012-10-13 06:06)
お父様は険しい道もしっかり完歩されたんですね。
それだけ満足されたということでしょう。
by YAP (2012-10-13 08:09)
中尊寺と記事を読んで、えっあの坂道を...と心配したのですが、
お父様お元気ですね。
旅行を楽しまれたことが伺えて、なによりと思います。
by ナツパパ (2012-10-13 09:55)
昔、いったことがあるので、懐かしいです♪
by リック (2012-10-13 10:23)
厳美渓綺麗ですね~
それと「岩にお寺がめり込んでいる…」
ピッタリの表現です♪
by てんてん (2012-10-13 11:37)