まるでミニカー [青森関連]
パパさんがどこか高いところに上って
写真を撮ってきた。
まわりの景色がぼんやりぼけて、
車がおもちゃのように見える。
何か、フィルターでも使っているのかな?
さて、みなさん。雪国のお勉強をしましょう。
どちらの写真にも手前に写っている、焦げ茶の屋根の家、分かりますか。
屋根が真ん中にへこんでいるでしょう?
これ、無落雪屋根なのです。
雪国は屋根にたくさん雪が積もります。
雪が溶けて中央のへこみの所のダクトに集まって流れ落ちる。
なので、雪下ろし不要、落下も無し、なのです。
でも、しこたま雪が降ったら雪下ろしが必要なこともありますが。
雪の降らない地方の人が、屋根が真っ平らに見えるので驚くそうですが
雪国に住む人間にとってはこれが標準の屋根の形であったりします。
しかし、無落雪屋根は、建てるときにお値段が高いのが難点です。
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そういえば。かつて聞いた話ですが。
「こちらの人たちは貧乏なんですね!屋根に瓦も乗せられないんですか?」
と、言われた地元民がいました。
国語の教材「一つの花」にも、「トントンぶきの屋根」という言葉が出てきて
トントンぶき:トタンぶき と注釈があった。
貧乏であることの象徴なのだそうだ。
反論させてください。
瓦ぶきで雪が屋根に積もると、雪と屋根の重みで柱が耐えられず、
家がつぶれるんです。
しかも瓦だとスムーズに雪が落ちないんです。
しかし、大金持ちの家では、瓦屋根にしているところもある。
そうとう太い柱を使って居るんだろうなあ。
それかまたは、屋根に融雪システムを設置しているとか。
今日は、ふだん算数の授業で使う教室では33度だった。
いつも最高気温をたたき出す学級では、35.5度だった。
今日は今までよりも過ごしやすい。風があって湿度が64%だ。
汗は出るが、気分はそれほど悪くない。
おとといの京都(39.9度)に比べれば天国だよ。
と、真夏日に慣れてしまった自分に驚く。
今日は職員みんなにシュークリームの差し入れが。
だんだん秋の空になってきた気がする。
この暑さもきっとあと少しだ。がんばろう。
無落雪屋根って初めて知りました^^;
勉強になります(笑)
by piano (2010-09-07 07:05)
私もこの形の屋根は初めて知りました。
古くからの知恵の末に考えられた屋根なんですね。
by YAP (2010-09-07 08:04)
無落雪の屋根って札幌でもポピュラーですが、上から見ると
こういう構造になってたんだ、なるほど。
そうそう、わたしの住む練馬区は8月25日から授業開始でしたが、
これは東京でも少数派、他は9月始まりだそうで。
で、練馬区は教室にエアコンが付いてるからって8月25日始まりなんだって、
と先生が言ったら、8月始まりでも良いからエアコンが欲しい、と子どもたち。
今夏はそう感じるでしょうね。
台風が...台風が秋を...呼んでくれよ、とマジで思います。
by ナツパパ (2010-09-07 08:45)
はじめまして、まさむねと申します。
無落雪屋根は画期的なアイディアですね (≧ω≦)b
雪の無いところで育ったので、冬に山形の米沢の友人宅に行って
初めて雪下ろしの重要性と、除雪機の素晴らしさが理解できました。
実際に体験してみないと分からないことって意外と多いなと
思った出来事でした (^^)
by まさむね (2010-09-07 13:33)
学校の校舎って,上にいくほ室温が高いんですよね。
高学年の先生は,大変ですね。
エアコンの効いた職員室で食べるシュークリームは美味しそう!
by atsuko (2010-09-07 19:07)
◆pianoさんへ
各都道府県、いろいろな違いがありますよね。日本は狭いけど、様々です。
by HIROMI (2010-09-07 20:21)
◆YAPさんへ
雪国の人間にとって、大量の雪は嫌なものです。雪下ろしや落雪をなんとかしようという気持ちから生まれたものです。
by HIROMI (2010-09-07 20:22)
◆ナツパパさんへ
わたしも上からじっくり見たことはなかったのですが、どう見ても、屋根がへこんでますよね。無落雪屋根だと知らなかったら本気で心配しそうです。
by HIROMI (2010-09-07 20:23)
◆まさむねさんへ
ようこそ。まさむねさんのところにはいつもおじゃまさせていただいております。
ちょっと敷地の広い家だと、小型除雪機などもあったりしますよ。必需品なんですよ。雪下ろしは危険を伴うので、できれば避けたいものです。
by HIROMI (2010-09-07 20:26)
◆atsukoさんへ
そうです。上ほど暑いのです。それと、端っこの教室が暑いです。エアコンは、実は職員室にはないんです。PC室にだけありますが。今年の職員室は地獄のようでした。
by HIROMI (2010-09-07 20:27)
無落雪屋根ですか!私も今度探してみよう。暑くて、子どもたちも先生方も大変ですね。新聞に、子どもたちが濡らしたバンダナを首に巻いて授業を受けている小学校が紹介されていました。HIROMIさんもご無理なさいませんように。
by tanpopo (2010-09-07 20:56)
◆tanpopoさんへ
バンダナを首に巻きますが、中に保冷剤を仕込むとすごくいいんですよね。学校では児童はできませんが。こちらはともかく、南の方々はまだ猛暑日が続いてますよね。そこでがんばっている方々に本当に頭が下がります。
by HIROMI (2010-09-07 20:59)
東北へ出かけたとき(まだ一度だけですが・・・)
太平洋側と日本海側で屋根の勾配が違うのにまず気づきました。
そして,一番驚いた大きな違いが雨樋のあるなしでした。
どこら辺で線が引けるか,今度もう一度出かけて確かめてみたいと
思っています。
トントンぶき・・・うちもそうです。
貧乏であることの象徴・・・なるほど・・・(^_^;
by 蕪 (2010-09-07 21:34)
◆蕪さんへ
雨樋のあるなし…そこには気づきませんでした。太平洋側は雪無し、日本海側は豪雪です。雨樋はつららが下がると一緒に凍ってしまうかしら?
by HIROMI (2010-09-07 21:38)
無落雪,高価なだけに,「学校の敷地に生える木の葉が飛んで,無落雪の排水溝が詰まって壊れた。どうしてくれる?」という怒りの電話を受けたことがあります。私に言われてもどうしようもないけれど,気持ちすごくわかります。市教委で対応しました。
by ぷりごろたん (2010-09-07 21:58)
◆ぷりごろたんさんへ
ああそうか。高い木だと無落雪屋根に木の葉が落ちますね。「でも、風で飛んできたならどこの葉っぱか分からないんじゃないですか?」なんて言えませんものね。
by HIROMI (2010-09-07 22:19)
私の県内にも瓦葺きがマイナーな地区があります。そこは湖の近くで地盤が柔らかく、重い瓦屋根は地震の時に倒壊につながる危険があるため、軽量な鉄板屋根が好まれるのだと。
by shira (2010-09-07 22:44)
◆shiraさんへ
空の上からの理由ではなく、地面からの理由でトタン屋根ということもあるんですね。勉強になりました。
by HIROMI (2010-09-07 23:04)