夢の島(大沢在昌) [MY図書館]
24年ものあいだ音信不通だった父・洋介の謎の「遺産」が絹田信一を忌まわしい宝探しへと誘った。無限の富を産みだすというその「遺産」を巡り、人々は騙しあい、傷つけあい、そして殺しあう。はたして信一は「遺産」の正体と在処をつきとめ、この愚かな「死のレース」にピリオドを打つことができるのか。
大沢さんの、ハードボイルドミステリー…なのかな。最初ちょっと読んでから、「あら、面白そう」とスイスイスイ~っと読み進めました。
ミステリーを読むときは、最後の方にどんでん返しがあることを予想して、
「こいつはきっと、本当は悪者に違いない…」
「案外この人が、行方不明の○○なのかも…」
などのように疑い深く読んでいきます。(性格悪くなるよね)今回のこの本では…こうきましたか…なるほど。(ネタバレなので自粛)
大沢さんの作品は、ハードボイルドなのにいつも読みやすいです。作者のサービス精神の現れなのかもと思ったりします。
新書版も出ています。新書の方が、文字の大きさや並びが読みやすかったです。
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