マンガ世界の偉人6「クレオパトラ」 [MY図書館]
=古代エジプト王朝最後の女王=
クレオパトラの伝記を読むと、クレオパトラの周りの男の人たちは情けないったらありゃしない、と思うのですが。
弟のプトレマイオス13世にしろ、カエサルにしろ、(極めつけ)アントニウスにしろ。クレオパトラの手玉に取られちゃっているじゃないですか。大きな国を治める偉大なる男たちなのに、骨抜きにされてますよね。
この本は子ども向けですが、そのへんもちゃんと書いてあります。
内容
- 目次+マンガ「メリーノ!」
(メリーノはママにふられて(当然だ)傷心。立ち直るには、美女を見つけなければならないそうだ。) - 物語のはじめにー
エジプトと愛に生きた絶世の美女ー
(古代エジプト3000年の歴史。すごいよ、エジプト。) - マンガ「クレオパトラ」
(漫画家)ねこだす さん
(クレオパトラは美しかっただけではなく、かしこくもあったんですね。アントニウスがなくなるときは、まるでロミオとジュリエット…) - 人物ガイド
弱い国に生まれたかしこい王女
(アレクサンダー大王を尊敬していた?弟2人と息子とも結婚したんだ…形式だけとはいえ…)
エジプトのために全てをささげた「最後の女王」
(カエサルとの間に子どもが1人、アントニウスとの間に3人。アントニウスはすでに結婚していたため、重婚ということになります。でも、アントニウスとクレオパトラ亡き後、オクタウィアという女性は3人の子を引き取ります。オクタウィアはアントニウスの妻!で、アントニウスのライバルのオクタウィアヌスの姉…オクタウィアの人生って可哀想すぎませんか?) - 「もっと知りたい」
クレオパトラはホンモノを見たかも?
古代「世界の七不思議」を見に行こう!!
(とても大きな建造物たち。現存しているものは少ないかも。) - 付録
藤原カムイの「世界史人物カード」
(英雄カードはカエサル。アントニウスもいる。カエサルカードには条件が付いていて、”バトルスペースに女性カードがある場合、このカードの全ての能力はー1される”って…笑えます!) - 次号予告(次号はアインシュタイン。表紙のマンガまで舌を出しています。)
クレオパトラ―古代エジプトの最後の女王 学習漫画 世界の伝記
- 作者: 千明 初美
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1995/11/17
- メディア: 単行本
世界の歴史 (2) アレクサンドロス大王とカエサル : 古代ギリシャとローマ帝国 集英社版・学習漫画
- 作者: 波多野 忠夫
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2002/11/01
- メディア: 単行本
2012-04-02 23:16
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コメント(8)
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このカエサルって、日本語ではカエサルでしょう。英語だとシーザーで、ドイツ語ではツェーザーになります・・・カエサルという読み方で頭にたたき込まれていた私には、誰のこと?ときょとんとしてしまい、すごく教養のない人間だとあきれられちゃったことがあります・・・
by めぎ (2012-04-02 23:29)
フランス語だとセザール・・・。
国によって名前が変わるのって難解。
by Inatimy (2012-04-03 07:09)
子供に説明するために、編集者はけっこう苦労したのでしょうね。
by YAP (2012-04-03 08:06)
カエサルとクレオパトラ...塩野七生さんの本が一番面白かったなあ。
クレオパトラって、きっとすごいオーラがあるんですよ。
そばに来ただけで、男がイチコロ、見たいな。
by ナツパパ (2012-04-03 17:39)
◆めぎさんへ。
日本語ではカエサルということですが、私はこの人はシーザーでおなじみなんです。昔はシーザーと呼ばれていたように思うのですが、いつからカエサルに統一されたのでしょう??
っていうか、カエサルって、もとは何語なんでしょう?と思って調べてみたら、古典ラテン語の発音に近いらしいです。
by HIROMI (2012-04-03 20:40)
◆Inatimyさんへ。
セザールだなんて、カエサルとは思えないですね。全然違う人を想像してしまいます。
by HIROMI (2012-04-03 20:43)
◆YAPさんへ。
それが子ども向けの本の難しいところでしょうか。
by HIROMI (2012-04-03 20:45)
◆ナツパパさんへ。
塩野七生さんという方はどのような方か存じ上げないのですが是非見つけて、読んでみたいと思います。
オーラですか。なるほど。
by HIROMI (2012-04-04 01:12)